2017−8−12【目黒雅叙園・和のあかり・2017】

受付を終了して螺鈿がびっしり飾られているエレベーターで3階に上がると飾られていました。
無方の空に… 中里繪魯洲の展示です。
馬の背に乗っている球体の中に、宮沢賢治の農民芸術概論綱要」の「まづもろともに かがやく宇宙の微塵と なりて 無方の空にちらばらう」の文字が光ります。

東京都指定無形文化財の百段階段です。実は99段です。
ここに7つのお部屋に分かれていて飾られています。



よくよく見ると、階段右端にずらりとこけしが並んでいます。
宮城県の林隆俊作石巻こけしです。

【十畝の間(じっぽのま)】

銭湯絵の富士山、鬼瓦「棟方志功」の版画の世界です。

江戸時代から続く丸栄陶業の「銀いぶし瓦」「栄四郎瓦」が展示されています。

また、銭湯の背景画の「銭湯屏風」も展示されています。



漁礁の間(ぎょしょうのま)】

2014年に開催された東北三大祭りの「青森ねぶた祭」で実際に使われたものが展示されており、
古典「相馬太郎良門 妖術を修る」の一場面を表現したデザインです。

脇にいるカエルは、今回のために作られた作品だそうです。





魚礁の間の柱



【草岡の間】

切り絵作家・早川鉄兵氏によるリアルな動物の切り絵「清流の森」です。






【清水の間】

あかりマイスター・橋田祐司氏の針金のフレームに和紙を張った明かりや、日本ステンドグラス作家協会による和風ステンドグラスなどです。



江戸組子建松


ガラスケースの中にかざり工芸三浦、中金硝子、山田硝子加工所、安宅漆工店、橋田裕司、常信明子などの作品が展示されています。


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